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自転車通勤の傾向と対策

自転車通勤の短所とは

自転車通勤は環境にも健康にも財布にも良いのですが、短所がないわけではありません。

短所をカバーし、長所をいかにして引き出すか。自転車通勤の成功はその点にかかっています。

ここでは自転車通勤の短所について考えると共に、その対策について述べたいと思います。

自転車通勤の雨対策

自転車通勤で辛いのは、雨に降られることです。

雨に降られた場合は、自転車通勤をやめることが最もよい雨対策です(当たり前)。

でも、どうしても自転車で通勤したい場合、次のことに気をつけてください。

  • 安全確保
    雨天では自動車からの視界も悪くなり、路面も滑りやすくなります(特にマンホールの上)。
    また、走っていると顔に雨がかかるので、自分自身の視界も悪くなります。
    雨の場合はひさしのついた帽子をヘルメットの中にかぶるなどして自分の視界を確保し、また、昼でもライトをつけて、 ドライバーに目立つようにします。
    スピードも抑えめに、無茶な走りは禁物です。
  • 自転車の整備
    自転車が雨に濡れるとさびます。特にチェーンはさびやすいので、到着したら、欠かさずに雨を拭き取り、注油する必要があります。
    これを怠ると、特にチェーンはどんどんさびてしまいます。
    面倒くさいからといって放っておくと、大変なことになりますよ~
  • 自分自身の雨対策
    スポーツ自転車は前傾姿勢で乗るので、丈の短い雨具だと、腰のあたりが露出して濡れてしまうことがあります。
    自転車専用のレインウェアは、後の裾が長いので、前傾姿勢でもカバーされて雨に濡れません。
    風邪を引かないように上半身はレインウェアで雨を防ぐとしても、下半身は、レインウェアをはいてしまうとペダリングがしにくくなります。
    下半身は思い切って、濡れても仕方ないという気持ちのほうがむしろよいかも知れません。

自宅から勤務先まで遠い場合

自転車通勤自宅から勤務先まで何十キロとある場合、気軽に自転車通勤というわけでは行きません(健脚派なら 「一時間は走らないと走った気にならない!」と、長距離ほど喜ぶのですが・・・)。

この場合、途中の駅まで自転車通勤するという方法もあります。

最初は自宅から最寄り駅まで、慣れてきたら次の駅まで、さらに慣れればその次の駅まで・・・というように、 徐々に距離を伸ばしていくのもいいでしょう。

ただし、駅での駐輪手段は確保しておきましょうね。

汗対策と着替え

自転車通勤の汗対策 自転車通勤だと、近い距離ならいいのですが、距離が長くなると汗をかきます。
たとえば片道30kmの自転車だと汗をかくのでスーツという訳にはいかないですよね?
長距離ならば自転車用のウェアで走るのがベストなわけですが、そうなると着替えの問題も浮上します。

もし会社の近くに早朝営業のスポーツジムがあるなら、そこの会員になって、ロッカーを借りるというのが良い方法です。
ロッカーの中に着替えを置いておき、自転車で到着後、シャワーを浴びて、スーツに着替えて出勤する、という方法があります。

あるいは会社近くのトランクルームを借りる方法。着替えをそこに置いておき、到着後、そこで着替え、 自転車はトランクルームに置いておくという方法。
汗対策としては、濡れたタオルで身体を拭き、制汗スプレーで汗を抑えます。

会社にシャワーやロッカーがあれば一番なんですけどね。

ちなみに、上記のように直接会社に自転車で行かない方法は、職場の人が自転車通勤にあまり理解を示さない(?)場合にも応用できます。

なお、トランクルームはこのようなところがあります。
キュラーズ
ハローストレージ

前者は全て屋内タイプ、後者は屋外タイプと屋内タイプがあります。

自転車通勤のパンク対策

自転車通勤では、結構通勤時間が予想できます。
何時に家を出れば何時に着く、というのは結構一定していて、予定外に変わることはほとんどありません。

しかし、怖いのは「パンク」。
パンクは不可抗力の部分がありますが、できる限り避けなくてはいけません。

自転車通勤のパンク対策 対策として有効なのは毎日の空気圧チェック。 空気圧が低いと段差に乗り上げたときにパンクしやすくなります。
また、空気圧チェックと同時に、タイヤに異常がないか、チェックすることも習慣にしておきましょう。
万が一異常が見られたときは無理せず、今日はあきらめるという姿勢も大事です。

また、タイヤが減っているとパンクしやすくなります。
特にタイヤは後輪のほうが減りが早いので注意しましょう。

タイヤに関しては、耐パンク性能の高いタイヤも出ていますので、自転車通勤ではそのようなタイヤを使うとより安心でしょう。
一例を挙げると、クロスバイク用のタイヤですが、パナレーサーの「ツーキニスト」。
耐パンク性能を徹底的に高めたタイヤとして定評があります。
従来製品に比べ、耐リム打ちパンク性能が1.6倍、耐サイドカット強度が2.8倍アップしているそうです。

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